適切な環境、適切な支援の一助となれるように(放課後等デイサービス)

進級、進学の年度替わりをきっかけに、クラス替えや担任変更などのお子さんたちが多くいましたが、少しずつ環境の変化になじんできたようで、安心しています。なかには、普通学級から特別支援学級に転籍をしたり、地域の学校から特別支援学校へ転校したりと大きな移動をする子どもたちもいました。

A
さんは4月から中学進学を機に、特別支援学校に入学をしました。小学校の時には、地域の学校の特別支援学級に通っていたのですが、最近、以前と違って、とても生き生きとした雰囲気に変わったように感じています。
今までは運動遊びの時間になっても、「疲れたから見学しているね」と言い、参加に消極的でしたが、最近ではどの運動にも積極的に参加しています。
初めての運動ややや難しい運動の時、ちょっと躊躇する様子が見られても、職員が1対1の対応で説明してあげると、すぐにできるようになり、とても嬉しそうな顔になります。

他のお子さんとのかかわりも、以前は一方的だったところがあったのですが、最近では相手の気持ちをくみとることが上手になり、しかも自分の気持ちを抑えるだけでなくきちんと相手に伝えることもでき、また年少のお子さんにはとても優しく教えてあげる姿も多く見られ、とてもうれしくなります。

先日は、あるお子さんが運動遊びの時間中にケースに入ったボールを散らかしてしまうということがあったのですが、Aさんはすぐに無言でボールを片付けるのを 手伝ってくれました。このような時に、サッと反応ができることはなかなかできそうでできないことなのですが、当たり前のようにやっているAさんに感動しました。

普通学級に通うのか、特別支援学級に通うのか、特別支援学校に通うのか、発達障害のある親子にとってはとても難しい問題だと思います。そして、どこのクラスがその子の力をのびのびと伸ばせる環境になるかどうかは、学校ごと、先生ごと、他のお子さんとの関係ごとに異なりますし、クラスの 雰囲気も含めて体験や見学などをして、本人と保護者の方が納得して選択できるとよいなと思います。
たとえば、通常学級ではクラスのお子さんたちから温かく接してもらっていたけれど、本人の精神面での凸凹さが大きいことで居心地の悪さをどこか感じていて、また自分の年齢があがることで「同級生にお世話される」ことに自尊心が傷ついていたお子さんが、特別支援学級に転籍することで、逆に他の年少者のお世話をするようになり、また少人数の中で落ち着いて勉強ができるようになったという話もよく聞きます。逆に、特別支援学級に通っていたお子さんが、成長とともにいろいろな課題をこなせるようになり、普通学級で生き生きと生活をするようになったという話も聞きます。その子の、その時に一番適切な場所を見つけてあげることが、その子の伸びにつながるのだと実感しています。

 

上小圏域では支援の必要なお子さんに対して学校の先生、保護者、市役所福祉課、相談支援専門員、放課後等デイサービス、障害者支援センターの方々(必要に応じてほかの関係機関も入る)で成長点、課題、今後の支援の方向性など情報交換をしています。私たちがお子さんにとって適切な環境、適切な支援の一助となれるようバランスや役割にも配慮して関わっていきたいと思います。