知的な理解(言葉での理解)と体験的な理解の支援(放課後等デイサービス)

Aさんは登所日には事業所近くの踏切に電車を見に行く事が好きな子どもさんです。

 

 

 

以前のAさんは、下校時刻としなの鉄道の電車が踏切を通過する時間とが重なる時には、学校から事業所に着いて車から降りるとすぐに踏切に向かって走り出してしまうことがありました。「危ないから、行きません。」と言っても、電車を見に行きたくて急に走っていってしまうこともありました。

 

また、他の子どもさんにも言えることですが、踏切周辺で電車を見る時に危ないと感じることがありました。

 

 

 

そこで視覚支援として、踏切周辺や信濃国分寺駅の写真を撮って、写真と実際の場所を見ながら再確認をしました。

 

踏切に行くときには職員と一緒に写真を持って出かけ、その都度、電車を見て良い場所や危ない場所、危ないからしてはいけないことを伝えてきました。これにより、職員も統一して支援にあたれるようになりました。

 

 

 

 

 

先日久しぶりにAさんと一緒に踏切に電車を見に行きました。すると、見ても良い安全な場所に立ち、指さしをしながら写真に書かれている注意事項《(踏切内は急いで渡ること。)「hurry up」、(踏切内では止まらないこと。)「Don't stop」》を言いながら電車が来るのを待っていました。

 

電車が通過するときには以前と同じように笑顔で手を振って電車を見送っていました。

 

その日は『見に行っても良い時間』に『見ても良い安全な場所』を守って電車を見る事ができました。

 

 

 

言葉の意味は理解できていても実際の行動と結び着くのには時間がかかるかもしれませんが、知的な理解(言葉での理解)と体験的な理解の両面から支援をしていきたいと思います。