複数人で乗る送迎車内での配慮(放課後等デイサービス)

昨年度まで週に2回の利用だったAさんが、新年度になり週3回の利用になりました。

 

同じ学校のBくんとCさんも利用をされているので、下校時刻が同じ日は三人一緒に迎えの車に乗って事業所まで帰ってきます。

 

 

 

Aさんはおしゃべりが好きな子どもさんで、職員に話しかけてきます。

 

Bくんも職員と話をすることが好きな子どもさんですが大きな音が(声も)苦手です。学校であった出来事や先生に言われた注意事項などをしっかり覚えていて話してくれます。

 

Cさんも車の中でずっと話をしている子どもさんです。少しこだわりがある子どもさんなので、毎回同じ話をしたり同じ事を職員に確認したりします。

 

 

 

昨年度はBくんとCさんが一緒の車に乗るときには、Cさんには事前に「Bくんは大きな声が苦手だから、一緒に車に乗るときは小さな声でおしゃべりしてね」と伝えるようにしました。BくんにはCさんが突然大きな声で話を始めたときに、自分の感情を伝える方法を職員と一緒に考えて言葉でCさんに伝えてきました。

 

 

 

Bくんは自分の感情を言葉でうまく相手に伝える事ができずに『怒る』という行動を取ることもありましたが、職員がBくんの気持ちを代弁したり一緒に言葉で相手に伝えたりした事で、相手とのつきあい方を身につけてきているように思います。Bくんが良い行動をした時には褒める事も続けてきました。

 

Cさんについては、言葉として言われていることは理解ができていますが、言葉と行動がまだ結び着かないこともあります。でも、事前に繰り返し伝えることで、『Bくんは大きな声が苦手。だから小さい声で話す』が少しずつわかってきているように思います。

 

 

 

三人が一緒に帰る日のことです。

 

最初に昇降口を出てきたのはBくんでした。いつものように笑顔で職員の方に向かって走ってきました。職員が「まだ、AさんとCさんが来ないから待っていてね。」と伝えると「いいよ。」と言って待っていてくれました。以前のBくんは「待っていないで先に(事業所に)行こうよ。」と言う子どもさんでしたが、職員と話をしながら二人が出てくるのを待っていました。

 

 

 

三人がそろったので車を発車しました。

 

AさんとCさんが二人並んでおのおのに話したいことをずっとおしゃべりしています。

 

Bくんの様子をルームミラーで伺うと、二人が話していることをいやがる様子もなく、時々職員と話をしながら静かに乗っていました。

 

事業所に着いて車から降りるときにBくんに「今日は、二人が来るまで待っていてくれてありがとうね。」と伝えました。

 

 

 

集団で生活をしていると自分の思い通りにならないこともありますが、お互いが気持ちよく生活をしていけるように、場面場面でその子どもさんにあった支援をしていきたいと思います。