普段できない支援(放課後等デイサービス)

 春休み最終日だった3人のお子さんと近くのスーパーへ歩いて買い物に出かけたときのことです。今までお買い物にみんなで行くときは事業所の車で移動していました。普段の生活の中でも車で移動することが自然と当たり前になっていることが多いと思います。そこで、春休み中の時間のあるときに「歩く」ということを意識して過ごしました。また、春は過ごしやすい気候で、歩いて出かけるにはぴったりの季節です。歩いてみると色々なことが見えてきます。「こんな所にこんな道があったんだね」「桜が咲いているね」など、たくさんの発見がありました。車で移動していると分からなかったことや、季節を感じることができました。

 

買い物に出かけたAさんは、この春から中学生です。Aさんは歩くのが遅くなってしまうお友達のことをとてもよく気にかけてくれました。「Bくん、あんなにうしろにいるよ!」と言い、待ってくれるのです。Aさんは普段職員と過ごすことが多いですが、本当はお友達のこともよく見ていて、このようなときにはAさんの優しさがよく分かります。

 

 スーパーに着いて、3人でそれぞれ買う物を分担しました。今回は「進級おめでとう」ということで、ケーキを作ることになり、その材料を買いにきました。店内では3人ともとても楽しそうで、色々な商品を見ていました。そして、最後のお会計は3人全員が1人ずつ体験しました。まだお金を数えて払うことは勉強中ですが、買い物のような支援は、毎日の放課後の時間では、時間が短くそれほどたくさんできるわけではないので、こういった経験はとても大切だと感じました。

 

 事業所に戻り、Aさんは「いっぱい歩いて疲れた」「お腹がすいた」と言っていました。たくさん歩いたあとに食べるお弁当はとても美味しそうに食べていました。午後はおやつにみんなでケーキを作って食べました。自分たちで買いに行った材料で作ったケーキは達成感も味わえました。

 

  今回は歩いて買い物に出かけて、様々な発見があり、歩くことの重要性も感じました。また買い物は日常生活の中で必ず必要なことだと思います。自分でやってみることで自信にも繋がるのではないかと思いました。子どもたちは進級して、新しい学年になりました。もっと様々な体験をして、その中で、できることを増やし、自信に繋がる支援をしていきたいと感じました。