
こどもプラスでは運動遊びを行っています。
毎回放課後等デイサービス利用の子供さんたちは30分ほどですが運動遊びの時間を設け、身体と脳の機能を高める活動をしています。
こどもプラス上田事業所をご利用の子供さんの中にはダウン症の子供さんもいます。ダウン症の子供さんは、身体的な特性として、筋力が弱いということがあげられます.そのため運動遊びを行う際は十分に配慮し、行っています。
Aくんは1月から登所が始まったダウン症の子供さんです。登所する前にこどもプラスでは保護者からお預かりする子供さんのアセスメントをとって、どのようなことに配慮すべきか職員に周知するようにしています。
Aくんのご家庭からの配慮すべき事項には「首に負荷がかかるようなマット運動などは控えるようにしてほしい」と記入がありました。保護者からお話を聞くと、頚椎にずれがあるためだとお聞きし、運動遊びの中でも特に首に負荷のかかるようなものがあれば見学をしてもらうようにし、腹筋運動のような運動は、補助に入って、後ろからささえるようにしています。上
田事業所で行う運動遊びでは運動保育士の先生が、補助について側転や、倒立といった高度な運動を行うことがあります。ダウン症のほかにも、筋力が弱い低学年の子供さんや、緊張による筋肉の萎縮が見られる子供さんには、個別に運動の内容を変えて行うこともあります。
日々の運動により、少しずつジャンプが片足ずつだった子供さんも両足になってきたり、ボールを目で追うことが難しかった子供さんが徐々にボールを見て追えるようになったり、ほんのわずかな時間でも、挨拶の際にいい姿勢になることができるようになったりなど、小さな成果も現れだしています。
個々の配慮すべき点を踏まえながら、個別の目標に向けて、療育的な運動支援をしていきます。
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