
子ども達は、元気いっぱい凧揚げやサッカー、ゲームなどで遊んでいます。凧揚げに行き、「糸を話すとたこ跳んで行っちゃうから放さないでね」と言ってわざわざ放して飛んでいくのを楽しむ子、前回凧揚げをした時、飛んでいってしまったので、今回は糸を放さないように気をつけながら、また、あまり高く揚げないようにしながら凧揚げを楽しむ子など様々です。
こども達と一緒に過ごす私は昨年の暮れにちょっとした怪我をしてしまいました。困ったなと他の職員に話をすると、世の中にはいろいろな人がいてそういう人にはどう接したら良いか学ぶ良い機会で、子供達に放していいですかと聞かれました。私は、こんな状態で仕事をする子との不安がありましたので、お願いしました。
みんなが集まる運動遊びの前に、子ども達に分かるように、身ぶりをつけて話して下さいました。急にドンと後ろから叩くと痛いこと、思い荷物を持つと痛いことなど。そんな時はどうしたらいいかな?の質問に、悩むお子さんもいましたが「荷物を持ってあげる」と優しい返事が帰ってきました。「ありがとう治るまでよろしくお願いします。」と子ども達にお願をしました。
運動遊びが終わると、すぐに「先生大丈夫?早く良くなってね。」と心配して声をかけてくれたMくん。
傍に来て「どこが痛いの?」と様子を聞きに来るRさん。
次の日に学校に迎えに行くとすぐにパンチ攻撃を仕掛けてきたKくん。「ごめん、今それをやると痛くてね。」と言うとはっと気づき「良くなったら、ぼこぼこのめちゃくちゃにしてやるからな。」と憎まれ口を言いながらも気を使ってくれます。
サッカーで遊ぶKくんはキーパーをしている私に、強いシュートをしたら当たって痛いだろうなと思ったのか、技を使ってのシュートをして遊びました。
どのお子さんもとても気持ちの優しい子供達で、とても心が温かくなりました。
発達障害のお子さんは、メタ認知が弱く「○○するとその後××になる」ということを想像することが苦手なので、ともするとイジワル、ワガママと誤ってとられやすいのですが、ひとつひとつの事柄に丁寧に分かりやすく説明すると理解してくれます。
一度納得すると、ずっと、きちんと守ってくれるのもこのお子さん達の優れたところです。
まだまだ治ってはいないのですが、早く良くなってみんなと元気いっぱい遊べればと思っています。
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