こだわりがある子供さんへの支援(放課後等デイサービス)

発達障害のお子さんの中にはこだわりが強いお子さんもいます。ある程度のこだわりは誰にでもありますが、興味を持ったものが限られていたり、特定の物や普通であればそれほど関心を持たないものにとても興味を持ったりします。また、行動や習慣をパターン化することにこだわることもあります。

 放課後等デイサービスを利用のAさんはこだわりが強いお子さんです。こどもプラスではその日の活動の様子を写真入りの連絡帳で毎回保護者の方にお知らせしています。Aさんはある時からその連絡帳に自分で記入をし始めたので、それから毎回同じものをAさん用、職員用の2枚用意するようになりました。登所すると必ず自分の今日やること、やったこと、やりたいことを連絡帳に記入しています。Aさんの考えていることや、言葉に出さない気持ちなどもその連絡帳を読むことで理解することができます。Aさんが書いた連絡帳の通りに過ごすこともありますが、その通りにならなかったとしても、予定を記入することにこだわりがあります。そして、最近のマイブームは職員の年齢、生年月日を覚えることと、こどもプラスに来ているお友達の学校と利用している日を覚えることです。壁に貼ってある全員の写真を見ながら覚えています。Aさんは記憶力が優れていて、特に職員の生年月日はすぐに覚えて繰り返しています。

 Aさんは以前よりもお友達にとても興味を持つようになったと感じます。電車を見ることが好きなお友達の影響でAさんも電車を一緒に見に行くようになり、今では「今日は○○さんと○○さんと電車を見に行きたい」と連絡帳に書いたりしています。また、一緒に電車を見に行くことで仲良くなったBさんとは手を繋いだりスキンシップをとったりするようになりました。お友達の誕生日や学校を覚えたりすること、電車を見に行ったり、お散歩に行ったりすることでAさんがお友達と関わっていく良い傾向にあると思います。  

 発達障害のお子さんの中には人との適切な距離が分からないという特性もあります。Aさんも人との距離がとても近いことがありますが、こういったお子さんも適切な人間関係が作れるように、また人との関わりの幅を広げていかれるように支援していきたいと思います。