人との関わりが楽しくなるために(放課後等デイサービス)

 放課後デイサービスに通うA君は、運動が得意で運動の時間はお手本になる事も多いです。
真面目できちんとやりたい性格もあり、疲れていても頑張りすぎてしまうところがあります。
また、A君は、臭いや音などにも敏感で他の人が気にならないことも強いストレスとなるようです。
特に週末は、疲れやストレスなどが重なりイライラした気持ちを周りの人にぶつけてしまう事が多いです。
そこで、刺激が少なく、静かな所で過ごすことが気持ちの安定に繋がると思い、イヤホンをつけて好きな音楽を楽しむことを進めました。運動も「疲れていたら休もう」と積極的に身体を休ませる声がけをしてみました。
すると、A君は「うん!そうする」と言って、カーテンをひき、暗くして自分の過ごしやすい部屋作りを始めました。
そして、好きな曲を選択し、何回も何回も聞いたり口ずさんだりし、指揮者の真似もしてゆったりとした気持ちで過ごすことができました。

また、別の日は、運動に参加していたのですが、途中で、「休む」と自分から言って一人になれる所へ移行しました。運動中は、その場から離れず運動しない場合でも見学スペースにいることが約束ごとになっていますが、A君の場合は、気持ちが不安定で続けられないと思った時にその場から離れることや刺激のない場所に移行することも大切な選択です。それが、自らできたことはとても良かったと思います。

発達障害の特性のこどもさんの中には感覚がとても敏感で、それが強いストレスとなることがあります。余暇の過ごし方を学ぶ(休息をとることを学ぶ)ことも発達障害のお子さんにとっては大切なことです。
A
君もまず、イライラしている疲れているということを自分で認知し、どう過ごす事が良いのか自分で選んで行動できるように選択肢の幅も広げていきたいと思います。
また、A君の気持ちや行動を周りの人にも理解してもらう為にも、今は、職員が代弁し、伝え方を言葉と行動で示していき、側でそれを一つずつ真似をして積み上げていくことが大切だと思います。そして、A君が一人でも適切な行動がとれるようになることと、周りのお友達や大人との関わりが楽しいものとなるよう見守り続けます。