他者との関わり方を学ぶ(児童発達支援)

午前中から利用の児童発達支援のAさんは、利用する子どもさんが少ないこともあり、職員と一対一で過ごす事が多い日々を送っています。
言葉数も増え、コミュニケーションがはかれるようになり、毎日目に見える程の成長ぶりです。
また、最近よく思うことは、職員・大人だけでなく、同じ年代の子供さん達と関わりたい様子が伺えることです。
そんな事もあり、午前中は、散歩に出かけ、他者との大切な触れ合いの時間としています。

公園に出かけたある日のことです。幼稚園のお友達やAさんよりも小さいお友達が親御さんと一緒に沢山遊びにきていました。
とても嬉しそうに駆け足で近付くAさん。
遊具の順番を待って並ぶ幼稚園のお友達の最後尾に並びはじめました。
少し前のAさんなら、順番でならんでいるのも気がつかず結果的に割り込む形になってしまいがちでしたが、この日は、きちんと様子をみることができました。また、Aさんが登り終えた滑り台の上に立っていたときのこと。下から頑張って登ってくるお友達に「はい!」「はい!」と手を差し伸べて「つかまっていいよ」と言わんばかりに身を乗り出して引っ張ってあげようとしました。すっかりAさんも集団の中の一人に加わっていました。
しかし、うまくいかない事もこの日は、経験しました。
お友達のもっていた玩具を使いたくて近寄るAさん。
「かして」を言えたのですが、お友達の返事はAさんが思っていた事と違い、貸したくないと玩具を引っ込めてしまいました。お友達のとった態度も当然です。自分の大切な玩具ですし、まだ、それを使って遊びたかったのでしょう。
しばらくそのやりとりが続きましたが、思い通りにならなかったAさんがついに泣き出しました。普段なら、当事業所でも一番小さいAさんなので「かして」と言ったら、「いいよ」の返事が多く喧嘩にならないのですが、「ダメ!」の返事と玩具の引っ張り合いをしても負けてしまい思うようにいきませんでした。
このようなやりとりは、こども同士だからこそ起きることで、とても大切な経験をしたと思います。
他者との関わりをたくさんさせてあげることは、Aさんにとって、色々なお友達と関わることができる力が養えます。
必要に応じこちらで代弁してあげながらまた、傍で見守りながら色々なやりとりを身に付けていかれるように支援していきます。