出来ることを増やしていく支援(放課後等デイサービス)

放課後利用のA君は、電車が大好きです。
最初は、電車そのものが好きなのかと思い、電車の色、何両あるかやどちらからくるかなどと電車について話題にしていました。
しかし、会話をしていくうちに電車よりも遮断機や信号機の方が好きで、興味があることが、わかりました。
「カンカン」と言って遮断機の下りる時の音を言うことが多いですし、電車の本を見ている時も電車の種類よりもそこに写っている遮断機や信号機をみて「カンカン!」と言ったり「あか!」「あお!」と色を言う声がはつらつとしているからです。

しかし、好きな事や見たいことが優先されてしまい、約束事も忘れがちになってしまいます。この事は、発達障害の子供さんだけでなく、夢中になるとどの子供さんにも起きてしまう事です。

こんなに電車や遮断機、信号機が好きなA君なので、電車が来る時間をきちんと調べ教えてあげる方が計画的に活動できると思いました。
しかし、耳からの情報だけでは、分かりずらかったのか伝えたい事をうまく理解していない様子が見られました。

そこで目からの情報も加えてみました。時計の絵に電車の来る時間を書き込みいつ来るか分かるようにし、どう活動したらよいか書いてみました。

これは、時計が読めるようになることや時間的感覚が養えること、また、次の予定や行動が目でも確認でき、A君にとっても分かりやすく納得してもらえる方法かと思いました。この事で、職員とのコミュニケーションもはかれ、声がけも統一できることで、A君の気持ちも安定し、切り替えもできるようになると思います。

まだ始めたばかりですが、1つ目の電車を見に行くまでに宿題を済ませたり、2番目の電車が来るまでには着替えを済ませたりを自分から行う姿が見え始めています。様子をみながら「できること」を、増やしていかれる支援をしたいと思います。
それには、日頃からの子供さんとの触れ合いの中で、好きな事、得意な事、興味があることを感じとり、小さな事の変化を見逃がさないように心がけています。