それぞれの有意義な場所として(放課後等デイサービス)

放課後等デイサービスを利用のAくんは、小学校の高学年です。学校が終わってから送迎でこどもプラスに着くのは4時半近くになってしまいます。運動が始まる時間まで宿題を行い、運動後、おやつを食べてまた宿題の続きを行い、帰る時間となってしまうことがほとんどで、自由活動があまりありません。

 

 お家の方にも、宿題は家でも出来るので、全部終わらせなくてもいいと了承を得ていますが、真面目なAくんは、それでも宿題を最後まで終わるように、運動の後、すぐにおやつを食べて宿題に取り掛かります。

 

 こどもプラスに来る前にAくんは運動を見学した際、運動に参加することなくずっと見学をしていました。しかし登所し始めて、運動の一つ一つの動きを熱心に練習し、時には連絡帳に保護者の方から、「家でもクマさん歩きを見せてくれました。」などと記入を頂くこともあるほど、意欲的に取り組んでくれました。

 6月に、Aくんの学校で運動会がありました。運動会前日まで運動会の練習でヘトヘトになりながらも、こどもプラスで練習の様子や、組み体操の技を教えてくれました。運動会が終わってからの登所の際に、Aくんのご家庭でDVDを持たせて下さいました。それはAくんが運動会で一生懸命に組み体操を行っている様子が映っていました。職員や、その日の登所の子供さん達と興奮しながらAくんの組み体操の様子を見ました。

 クマさん歩きも最初は腕の力が弱く、身体を支えることがうまく出来なかったAくんでしたが、組み体操をしているAくんの姿はとても堂々としていて、見ている職員も思わず涙が出てしまいました。

 

 発達障害の子供さんにとって、こうした行事は精神的なストレスになります。しかし、今回の運動会の中でも組み体操をやりきったことはAくんの大きな自信に結び付いたように思います。保護者の方とも感動を共有でき、またその様子を誇らしげにしていたAくん。来年の組み体操への自信につながったようです。こどもプラスを利用する中で、子供さん達それぞれの有意義な場所となれるよう、支援していきます。