ごっこ遊びで関わり方を見につける(放課後等デイサービス)

小柄な体格で可愛らしいAさんは、体を動かすことが大好きです。こどもプラスに来ると、いつも元気いっぱいに遊んでいます。自分の基地として家をつくってごっこ遊びをするのが日課です。置いてある玩具を使って、自分なりに家の囲いや家具の設定を納得のいくまで作ります。最近では、人形まで家族の一員として迎え、ご飯を作ってあげたり、お風呂に入れてあげたりと、日常生活の再現をしているかのようです。職員にも設定を付け、どのように振る舞うのか指導してくれます。

 

先日のAさんとのごっこ遊びの時には、漁師さんの家族という設定で、外出時は海へ漁に向かいます。Aさんは、本当に海を泳いでいるかのように息継ぎまで正確に行い、汗いっぱいになるまで動き続けていました。疲れた頃に家へ帰ってきて、そこから夕食づくりが始まり、3体の人形も合わせて家族5人分の夕食をお皿に盛り付け運んでくれました。

 そんなごっこ遊びの途中で、Bさんが仲間に入れて欲しいとやってきました。「一緒にやる?」と誘った後、「じゃあ、ご飯も作ってあげるね」とAさんは嫌な顔一つせず、Bさんの分まで夕食を作ってあげます。そんなAさんの姿を見て、自分の事だけでなく周りお友達への配慮や思いやりもある優しさを感じました。そこからは、Bさんも仲間として、漁師の生活ごっこを一緒になって楽しむことができました。

 普段から周囲の様子をよく観察し、周りへの気遣いもしているAさん。お友達が「やりたい」と言えばいつでも快く仲間にしてくれる様子が見受けられます。そして、そのお友達のペースに合わせながらも思いっきり遊んでいる姿が見られ、帰る頃にはいつもクタクタで眠くなってしまうほどです。そんなAさんの姿を見ていて、集団生活での他者との関わりや譲り合いが上手にできるようになり、協調性が身に付いてきているんだなぁと嬉しくなりました。

 

このように、年齢やタイプの違った子供さん同士が一緒になって遊ぶことで、互いに刺激し合えたり、どのように関われば良いのかを子供さん自身で考えるきっかけになるように思います。AさんのBさんとの関わりを見て、お友達との関わりを通して集団生活での仲間意識や協調性を身に付けているんだなぁと思い、Aさんの成長を感じました。これからも、関わりを通して子供さんの成長をたくさん見ていきたいと思います。