言葉に配慮した対応(放課後等デイサービス)

アスペルガー症候群の特性の一つに、「言葉の遅れがなく、むしろ達者なことも多い」ということがあります。また、初対面の人にも平気で話しかけるいわゆる「人懐っこい」子どもも多く、こうした子どもは自分から

人とのかかわりを持つことが嫌いではないのですが、『言葉の意味を自分流で理解している』『暗黙の了解がわからない』という、障害の特徴があるため、会話の中でチグハグな思いをしてしまうことも多いのです。

 

年齢の割りに大人びた言い方をすることが多いAちゃんは、年齢にそぐわない ような表現を使って大人を驚かせることもあります。しかし、大人のような話し方をしているからといって、こちらもついつい同じような調子で会話をしてしまうと、途中でこちらの考えとAちゃんの考えがズレていて、結果としてイライラさせてしまうようなこともあります。

また、初めて訪問した方にも、愛想よく話しかけようとしたがりますが、相手の状況を想像することは苦手なので、忙しそうな人に対しても、いつまでも会話をやめようとしないこともあります。

アスペルガー症候群の子どもたちは、この「コミュニケーションのズレ」によって、いつも大きなストレスを持っていると考えてあげなければいけません。よく言葉を話す子どもたちなだけに、会 話のすれ違いやトラブルを起こしてしまいがちになるからです。

周囲の人が、このような障害の特徴を理解して、少しでもストレスを感じずに生活できるように支援していく必要があります。具体的には、『主語や目的語をつけた具体的な表現で、省略しない文章で話す』『肯定的な表現を使う』『命令形は避ける』などの言葉に配慮した対応を心がけています。