卒業(児童発達支援)

春休みに入り、児童発達支援の子供さんと放課後等デイサービスの子供さんと顔を合わせることになり、職員もどのように変化するのか楽しみにしている頃、児童発達支援利用のAさんが4月から小学校に入学を機にこどもプラスを卒業することになりました。

 卒業が迫るにつれAさんが「4月から小学生なの。だからこどもプラスにはもうこないの。でも、さみしくないもん。」という声を何度か聞くことがありました。なんだか自分に言い聞かせているかのようでその言葉を聞くたびに寂しく感じていました。

 

 いよいよ、今日で最後の日。頑張って覚えて練習したと思われるひらがなでお手紙をお友達・お兄さん達・職員に渡すAさん。今日は特別な日として来ているのがよく分かりました。

 しかし、利用している他の子供さんもいるため、いつもと変わらないスケジュールで過ごしていましたが、「Aさんが今日で最後です。」という言葉がそれぞれの子供さんの頭の片隅にあったようです。中でも一番大きいBくんが折に触れ「Aさん、今日が最後だから特別ね。」とか、「Aさん最後だから写真、写真!」と特別な日をサポートしてくれていました。

 Bくんはいつも小さい子供さん達から優しいお兄さんとして親しまれていました。年齢差もあるためか、関わりも他の子供さん達より上手だったと思います。

 

 Aさんのご家族が迎えに来てお見送りの際、もちろんBくんはもうその場にいました。他の子供さんにも「Aさん最後だからお見送りに行こう。」と声をかけたところ、返事は帰ってきませんでしたが、様子を見ていたらやっていた遊びを止め、Aさんの見送りの場所に集まってきました。Bくんのように何か言葉を交わすわけではなかったですが、今の状況を把握し、どうしたらよいかを考えての行動だと思いました。

 優しいお兄さん達がここにもいたことにとてもうれしく思いました。

 

 発達障害の子供さんの特徴であるふさわしくない言葉や行動でまわりのお友達を知らず知らず傷つけてしまうことがありますが、「卒業」「別れ」という日を大切に思ってくれた事に成長を感じた日でした。