すきすき回路をつくる(放課後等デイサービス)

Aくんは送迎の車に乗ると「今日は誰が来るの?」「先生は誰がいるの?」と確認します。来る友達の名前といる職員の名前と、その日に見学の人がいる場合はそのことも伝えます。車の中で『こどもプラスに着いたら誰と遊ぼうか?』『誰と宿題をしようか?』と考えているようです。

 

 Aくんを小学校に迎えに行く前に、児童発達支援を利用しているBさんを家に送って行きます。

      車の中でのBさんとの会話 

Bさん「私ね、この頃縄跳びの練習しているの。でも、まだ一回ずつしか跳べないんだよね~」

職員「こどもプラスには縄跳びが上手なAくんがいるんだよ。この前は70回も跳べたんだよ」

Bさん「すご~い!今度教えてもらいたいな」

 

 その日のAくんとの車の中での会話で職員が、「Bさんは今縄跳びの練習をしているんだって。だからこどもプラスには縄跳びが上手なAくんがいることを伝えると、今度教えてもらいたいなって言っていたよ」と話すと、Aくんは「ふ~ん」と言いながらも嬉しそうでした。

 

 その日はこどもプラスに見学の方がいて、運動遊びも一緒に行いました。Aくんは時々運動遊びを見学することがあります。その日も運動の時はCくんと二人で見ていました。職員が「次は縄跳びをやります。お手本をCくんに・・」と言うと、Aくんがすかさず「(縄跳びのお手本は)俺でしょ!!」と得意な顔をして自分を指さしました。その言葉通りにリズミカルに長縄を跳んでいきます。見学の方からも拍手をされてうれしそうでした。長縄跳びの後は見学することもなく積極的に運動遊びに取り組み、汗をかきました。CくんもAくんと一緒になって最後まで運動遊びができました。

 

 当事業所では栁澤運動プログラムの「楽しい記憶がすきすき回路をつくる」を基に実践しています。やる気を生み出すのは「楽しい」思い出です。自分からやってみる→認められる、ほめられる→達成感や満足感が生まれる→またやりたい気持ちになる→自分からやってみる→・・・

 自分の得意な事を認めてもらう、みんなのお手本になるという事は自信がつき次のやる気につながります。「できる」という成功体験を繰り返すことが自信ややる気を育てます。小さな事でも「できるようになったこと」をその場でほめて自信に繋げていく運動遊びをこれからも取り入れていきます。