できる力を伸ばしていく支援

Aくんは、長期休業を中心にこどもプラスを利用する子供さんです。開所してすぐに春休みになったこどもプラスでの初期メンバーの一人でもあります。

徐々に様子を見ながら平日の放課後の過ごし方を考え、こどもプラスの利用を考えていこうとモニタリングで話しています。

 

先日も、久々の利用となったのですがその曜日でいつも通所している子が、Aくんが来ている事を確認すると職員に笑いかけてきました。

「Aくんが来ているって聞いたから絶対先生と工作してると思ったよ!!」「そしたら的中だし。」

Aくんはこどもプラスの利用の度に職員と工作をして帰っていきます。ですからAくんをよく知る子は【Aくんは来ると必ず工作をする。】という認識ができています。以前は職員が中心に作っていたのですが最近では使いたい工作の材料を自分で持ってきて、「これ、ここ。」と指をさしながら指示をしてきます。運動の時間までに工作ができないと一旦中断して運動を行って運動後に工作を始め、運動後の片づけを職員がしていると、黙々と一人で工作の続きを作っていました。

Aくんが作りたいものはその日によって違いますが、作りたいものが明確にあります。その物が動くものでも、出来上がりが動かなくてもとても満足そうに出来あがったものを眺めてくれています。あるときは学校から持って帰って来た童話の本の中に出てくる場面の絵を指して、「これ。」と言いました。その絵はストーブに置いたポットから湯気が出ていて、その後ろにドアがある、という場面でした。そしてAくんはポットの湯気もつけてほしいと言って材料になるものを探してきてくれました。

 

Aくんは会うたびに作りたいものを自分なりに考えてきてくれ、自分の中のアイディアや発想を何とか職員に伝えようとしてくれます。Aくんの気持ちや作りたい思いを汲んで職員もAくんの理想に近いものを作ろうと努力しています。ただ、自分でできる力を潰してしまわないようにある程度できると、自分で作れる見通しが持てるところまで作ってあげたり、ただ見ているだけでなく、色を塗ってもらう、テープで付けてもらう、などA君が一緒に作ったものになるようにしたりしています。