想像力を鍛える運動遊び

こどもプラスでの運動の時間は○時から、と決まっています。

それまで自由遊びを楽しんでいた子どもたちも、「運動の時間になりました」と説明すると、それまでの遊びはいったん止めて、準備したマットの上に整列をして「お願いします」の挨拶をするのがルールです。

 

 ある日の運動の一つに「くまさん救出作戦」というのがありました。こどもたちは順番に並んでぬいぐるみを落とさないように職員と子どもたちの間をうまくパスして落とさないようにします。

 栁澤プログラムの特徴の一つである「ストーリーやイメージと運動をセットにすることで創造力も鍛えます。

 ぬいぐるみですから、落としたらかわいそうだから「落とさないように頑張ろう」と語りかけます。

 

 ちょっと乱暴な態度を取りがちなAくんは「落とさないように」と言っているのにも関わらず、わざと違う方向に強く投げることを繰り返します。

 「何回みんなで続けられるかチャレンジしよう!」と言っているのに、Aくんがそんな調子なので全然続きません。

 その度に、一つ年上のBくんは「だめだよ、それじゃ、きちんととれるようにパスするんだよ」ととても優しく繰り返します。

 一度言われたくらいではAくんの態度は変わらないのですが、Bくんの優しい説得を繰り返すうちに、最終的にはみんなで連続で目標以上続けられるようにまでなりました。

 

 職員達も同じようにもちろん声かけはしていますが、職員達の声かけよりも、年の近いちょっと先輩のBくんの言葉の方がすんなりと入りやすいようです。

 異年齢の子供達が集団で一緒の運動をすることのメリットを感じた出来事でした。