Aくんの「お試し」上田市放課後等デイサービスこどもプラスに見学。

今月・来月とモニタリングや事業所の見学で来所するお客様が増えています。

その度に、子供達には「今日は○○さんを見にお客様が来るからあいさつしようね。」「今日はこどもプラスのみんなの様子を見にお客様が来るからね。」と職員も声をかけるようにしています。

 

Aくんは登所し初めの頃、見学の方に「お試し」をしました。A君は特に予定にないことや予期しないことへ対応することが苦手な子供さんで、お客様や知らない人に対して、何をされたわけでもないのに「バンッ!」と指で鉄砲の形を作って打ってみたり、時には相手がどんな反応をするのかが気になるのか、少し叩いてみたりすることがありました。これを職員で話し合ううちに「お試し」と呼ぶようになりました。

 

見学やモニタリングで初めて来所する方もある程度発達障害の子供さんの知識がある方で、さほど気にせず対応して下さっていますが、手を出すのではなくよい関わりを身につけてほしいと事前に話をしたり、自己紹介の練習をしたり、見学の方と距離をおくなど、配慮していました。

そのうちにAくんは、お客様が来ても「お試し」をしなくなりました。

 

先日、Aくん以外の子供さんの様子を見に、お客様が見学に来ていました。事前にお客様が来ることを伝えていましたし、何度となく「お試し」をしないでいることができたA君でしたが、このときいらしたお客様が気に入ってしまったのか、運動中もわざわざ隣にマットを持ってきて座り、「お試し」をしたそうです。

 

Aくんが「お試し」をすることが久しぶりだったことと、あからさまに気に入っていると見ているこちらが分かることから、以前は分からなかったですが、「お試し」が、会話や関わりを持ちたいと思う人へのサインの意味があったのだなぁと改めて思う瞬間でもありました。

 

発達障害の子供さんは他者とのコミュニケーションを取ることが難しいことがあります。しかしこうしたサインを見逃さず、言葉を汲んで橋渡ししてあげることにより、こうやって伝えればいいんだ、のケース学習ができるように職員でも気をつけていきたいと思っています。