個々のペースに合わせた対応2

Aさんは児童発達支援利用の子供さんです。登所し初めて9ヶ月ほどになり、私達職員一同とても成長を感じています。

お弁当のナフキンを縛ることも難しかったのが少しずつ挑戦し、結べるようになり、最近はちょうちょう結びも覚えてできるようになりました。

 

当初はまだ児童発達支援の子供さんもAさんしかいなかったので職員も固定で関わり、会議やシフトの関係で他の職員がつくことになると人見知りをし、一緒に遊ぶことができなかったのですが、今ではどの職員とも楽しく関わって遊ぶことができますし、自分より小さい子と一緒の登所になるとお弁当を用意するお手伝いをしてくれたり、いけないことをした時はしっかりとお姉さんらしく注意してくれます。

 

そんなAさんは時々自分が思う通りに行かなくなると職員や他の子に手を出してしまうことがありました。自分の気持ちをうまく言葉にできず、伝えることを諦めて悔しいような時にそのような行動に出ることが多いです。

そんな時、対職員の場合でもしっかりと「叩かれて痛い」「言葉で言ってくれなければ分からない」をきちんと伝える為に、過度に「痛い!」「もうAさんと遊びたくない」と言って見せたりします。最初、そのように試みた時は自分がどのようにしたらいいかわからない様子で、ただ泣いてしまうこともありました。私達はそんなAさんにもう一人の職員がフォローをするように、「B先生が怒ってるのはどうしてかな?」「Aさんはどうしたい?」と、その場をどのようにしたらいいかのヒントになるように気持ちを整理させるような言葉かけをするよう心がけています。

 

最近ではAさん子供同士の関わりの中でけんかをしてもしばらく気持ちを落ち着かせて自分から「ごめんね」を言えることができるようになりました。

 

家庭でも、このような場面はよくあることだと思います。一方が凛とした態度でいればもう一方はフォローに入る。甘やかしではなく、どうやって解決するのがいいのか方法を一緒に考えて行動する。そのような繰り返しから幾つかの方法を学び、自ら解決する力が身についてくることと思います。私達職員も役割を踏まえながら、子供さんの正確・特徴に合わせた対応を心掛けていきたいと思います。