個々のペースに合わせた対応1

12月からこどもプラスに通うCさん。

決まったスケジュールを忠実に行うことができる明るく活発な子供さんです。前に体験した情景が思い浮かび同じ配置を好み、違っていると直してから活動を始めます。こだわりが強いのですね。ですからいつもと違ったことや急な予定の変更に対して対応することが苦手のようです。

 

 学校へお迎えに行った時のことです。初めての利用の日は学校の先生に挨拶もかねて職員二人で行きましたが2回目は職員一人でお迎えに行きました。

職員「おかえり!」

Cさん「○○先生は?」

職員「今日はお迎えにこないの。でも、こどもプラスにいるよ。」

Cさん「・・・・」

しばらくして車の中で。

Cさん「○○先生は?」

職員「○○先生はお迎えに来ないけどこどもプラスに行けばいるからね。」

やはりずっと気になっていたのですね。こどもプラスに着き、部屋に入ると「おかえり!」と○○先生に出迎えられニコニコ顔のCさん。問題は解決した表情でした。

 

 また、ある日、下校時刻が他の子供さんより遅く、宿題→おやつ→運動という活動の流れが宿題→運動→おやつになってしまう日がありました。

 こどもプラスでは運動は個々ではなくみんなで同じ時間に同じプログラムを行うからです。他のお友達が職員の指導の下、運動を行っている中で落ち着きなくうろうろしてしまうCさん。

 そこでCさんには運動の時間をやめておやつにする声かけをしました。

すんなりおやつの場所へ行きおやつを選び食べ始めました。食べ終わると、まだお友達は運動をしていました。そこで今度は運動をする声掛けをすると、みんなの中へ入って運動に参加することができました。

 

 こだわりの強い子供さんは、思っていることと違うことや、予測していなかったことをしなければならない状況になった時に気持ちの切り替えやコントロールをすることがうまくいかず、落ち着きがなくなったり暴れたり、好ましくない言葉を言ったりしてしまうことがあります。

 特に、集団生活ともなれば、個々の気持ちをくみ取って代弁してあげたりそれぞれのペースに合わせて対応することはとても困難だと思います。しかし、こどもプラスではわずかな時間の中でみんなが気持ちよく安心して過ごせる場所になるように、個々の気持ちや活動に寄り添いたいと思います。

 そして、いつもと違うことが起きること、急な変更もあるということを少しずつ伝えながら様々な状況に対応していかれる力が着くように長い目で見守りたいと思います。