自分の気持ちをコントロールすること

夏休みもあっという間に終わり、学校では運動会のシーズンになりました。

 

発達障害の子供さんはスケジュールの変化や、季節の変わり目になると不安定になることがあります。

夏休み明けは、学校が始まりこれまで一日こどもプラスで遊んでいたのが、学校が終わってから事業所について宿題と運動遊びを終わらせて自由に遊ぶというサイクルになると遊ぶ時間が少なくなり、遊び足りないというような顔で帰っていく子供さんも少なくありませんでした。

 

最近は運動会の練習もあり、送迎の車の中で寝てしまう子供さんもいたりだいぶ疲れているようです。自分がやりたいようにできない、思う通りに行かないという気持ちのぶつける場所がなくて、お友達とけんかをしてしまう子もいます。

 

発達障害の子供さんは脳機能の未発達さが原因で自分の衝動を抑えることが難しいですが、決して押さえる事が出来ないのではありません。しかし無理に我慢させるようなことや、無理強いをすることは逆効果になってしまいます。 

 

 先日AくんはBくんと遊んでいました。遊びの中で一緒に遊んでいたBくんと興奮し、危うくけんかになってしまうような場面がありました。そこで職員が「ちょっと休憩しよう。」と声をかけると涙をこぼしそうな表情でAくんはそれまで作っていた自分の基地の中へタオルを持ち込んでひとりでじっと座っていました。遊びを再開するともしないとも言わずBくんがひとりで遊んでいるとそれを基地の中から悔しそうな表情をしながら見ていました。しばらくするとAくんはBくんが遊んでいるのを興味深そうに見て徐々に基地の奥から出てき始めました。その日はその後帰る時間となり、二人は同じ車で帰る事が出来ました。

 

 Aくんは遊びから自分で場所を変え、クールダウンをし、気持ちを切り替えることができました。このように、自分で場所を変えることができない子は職員が声をかけて切り替えを行うようにしてあげることを心がけています。Aくんのように自分で気持ちを落ち着かせる手段を身につけていけるように支援していきたいと思います。