問題が起こる前提を作らないように

 当事業所に指導員が一名新しく加わることになりました。

 こどもプラスを利用の子供さんの中には初めて会う人には軽く叩くという関わりをしてしまう子供さんがいます。

 

 新しい指導員が来た日、その子供さん(Aくん)を学校にお迎えに行った車の中で、

「今日はこどもプラスに新しい先生が来ているから仲良くしてね。」

と職員がAくんに話しかけると、

「やだね~。たたくもんね~。」

とふざけた顔をして見せました。

職員は

「え~。叩かないで仲良くしてほしいな。初めて会う人には『はじめまして、僕の名前は○○です。よろしくお願いします。』っていうんだよ。」

と伝えておきました。

 どうなるのかと少し心配していたのですが、事業所に着いて職員全員で迎え、新しい職員が

「Aくん、おかえりなさい。」

と声をかけ、ハイタッチをするように両手を差し出しました。するとA君は何回かその職員の手をハイタッチした後は、いつものように荷物を片付け普段と同じ行動に移ることが出来たのです。

 その後も宿題、おやつ、運動遊び、自由活動をし、帰る時間となりました。帰るときに職員が

「Aくん。今日は初めて会った人のところを叩かなくてえらかったね。」

と褒めるとAくんは嬉しそうな、恥ずかしそうな顔をしていました。

 

 子供さんのよくない言動を引き出してしまう刺激の傾向を見極め、刺激を避けたり、刺激が来た時にどう対応するとよいか事前に学習しておくように工夫しています。

 このようにして、出来る限り、問題を起こさないで安定した日常を送れるように支援していきます。